街中のショーウィンドウもすっかり秋仕様となり、いよいよ私の一番好きな季節がやってきたと心が躍っています。
そうなると洋服も秋仕様にしたい。東京はまだ暑さが残りますが、まずはスーツなどの仕事着はクリーニングに出して、自宅で洗濯できるものは一気に洗濯機へ。洗濯物を畳みながら、来年も外出着にするものと部屋着にするものに分けてクロゼットへ収納。お気に入りの服は、少々傷みがあってもなかなか手放せない私は、部屋着として着続けてしまうことも多いです。
「これはもう部屋着に......」
しかし、さすがに外出着は自身の印象を左右するので、もう少し着たいと思っても我慢して部屋着に格下げ。
さて、社内でも「う~ん、これはもう部屋着にしたほうがいいんじゃない?」と思う服を着ている人を見かけます。特に衣替えシーズンの前後に目にすることが多いので、友人たちにもその辺の事情を聞いてみました。
「この服、オフィスではアウトでしょ」と思う時は?
一番多かった答えが、毛玉のついたニット。そうそう! 肘や袖口、お腹まわりなど、机や鞄などと接触する場所は擦れて毛玉ができやすいのよねぇ。それに家でクリーニングすると他の衣類の繊維がついてしまったりして、毛玉を取るのが実に面倒くさい。毛玉といえばタイツも要注意ですね。
続いて、色褪せしたシャツやカットソーなどのインナー。特に濃い色の洋服は目立ちます。色褪せしていると、なんだか顔色もくすんで元気がなさそうに見えるかも。
その他、シミ、黄ばみ。これは明らかにアウトでしょうね~。とりわけ白い服は黄ばみが気になります。基本的にワンシーズンごとに買い替えるのがいいかもしれません。
また、服だけでなく小物も同様です。鞄であれば、持ち手の糸がほつれてきたり、角が擦り切れてきたら買い替え時です。名刺入れも黒・茶色などはあまり目立ちませんが、赤やピンク、黄色、水色などカラフルな名刺入れは、手で持つ四隅の部分が黒ずんできます。
このように、洋服も小物も、自ら戦力外通告をする気持ち(勇気)を持つことが大切です。常にお客様や社内の人に見られているという意識をもち、中身の自分までが「くたびれている」という印象を与えないように気をつけましょう。(篠原あかね)