「いつかは東京離脱」約4割 そこに待つ「現実」受け入れ?

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   この夏、お盆休みを故郷で過ごし、束の間リフレッシュした人も多いに違いない。都市圏より物価が安く、空気も水もおいしい、いつか地元に帰るのも悪くないかも──そんな思いが頭をかすめた人は、いったいどのぐらいいただろうか。

若い世代も移住願望強く

ほんとうに何にもないんだ......
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   2年前に行われた「東京在住者の今後の移住に関する意向調査」によると、東京在住者の約4割が地方移住を検討している(都内在住の18~69 歳の男女 1200 人に対するインターネット調査。2014年8月21日~8月23日実施)。

   調査結果では、「今後移住する予定又は移住を検討したい」と回答した人は、「今後1年」「今後5年をめど」「今後10年をめど」「具体的な時期は決まっていないが、検討したい」を合計して全体の約4割(40.7%)だった。この4割のうち関東圏(1都6県)以外の出身者は約5割(49.7%)。

   性別・年齢層別に見ると、最も「移住熱」が高いのは50代男性で50.8%。ただし、50代女性は34.2%と低調。夫婦で意見が食い違い、「移住するなら、おひとりでどうぞ」といった展開にもなりかねない。

   男女とも10・20代の移住希望者が比較的多く、「移住する予定又は検討したい」と回答した人は46.7%だった。進学や就職、結婚などで東京に出てきたけれども、東京とは水が合わなかったということなのだろうか。

   「移住検討のきっかけ」や「移住したい理由」は、年代・性別によって大きく異なる結果に。10?30代の女性では、「結婚・子育て」をきっかけに、「出身地や家族・知人がいる」ために地元へのUターンを考える人が多い。これが30代男性になると「転職」「退職」をきっかけに、「スローライフを実践したい」と移住を選択肢に入れるように。60代男女では、「退職」をきっかけに「地域居住を考える」人が多かった。

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