幸せな老後なんてどこにある 世界で突出、日本の若手「死ぬまで働く」回答

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   「日本の若い世代は生涯現役志向」――米国の人材派遣会社が2016年5月24日に発表した調査によると、20~34歳の日本人ビジネスパーソンの37%が「死ぬまで働く予定」と答えたという。「定年を超えても働き続ける」という人は72%。どちらも、世界の平均を大きく上回った。

2位中国と「ダブルスコア」

そのテンションで、死ぬまでいける?
そのテンションで、死ぬまでいける?

   調査を行ったのは米マンパワーグループ。各国の20~34歳の男女1万9000人のビジネスパーソンを対象に、16年2月と4月に実施した。対象国は日本をはじめ、アメリカ、中国、イギリス、フランス、ドイツ、ノルウェーなど25か国。

   調査対象者に「いつ引退するつもりか」を尋ねたところ、世界平均で12%の人が「死ぬまで働く予定」と答えた。日本人に限ると、平均の3倍超の37%が「生涯現役」と回答。ほかの国より頭一つ抜けた数字で、2位の中国(18%)とも「ダブルスコア」の差がついている。最も低いスペインで3%だったほか、インド(14%)、アメリカ(12%)、ドイツ(9%)、フランス(8%)などの結果となった。

   また、65歳以降も働き続けるという日本人は72%(世界平均60%)で、70歳以降は46%(同27%)だった。こうした結果について、マンパワーグループ日本法人の広報担当者はJ-CASTニュースの取材に、

「年金問題や労働人口の不足といった社会的な情勢を背景に、『お金のために仕事を続けなければいけない』と考える若者が増えているのではないでしょうか」

と分析していた。

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