首都圏で会社員生活を送るなら、避けて通れないのが「満員電車での通勤」。1人暮らしの物件探しの際、「通勤に便利な路線」や、各路線の「イメージ」などから、最寄り駅を考える人も多いだろう。
不動産情報などを提供するオウチーノ(本社・東京)が、首都圏に住む20~59 歳の男女703人に、「通勤で使いたくない路線」をウェブアンケートで聞いたところ、見事(?)1 位に輝いたのは、「JR 埼京線」、2位が「JR 山手線」、 3位が「JR 中央線」だった(「路線」に関するイメージ調査<首都圏版>2015年5月25日公表)。一体みんな、「埼京線」の何がそんなに「不満」なの?
「イメージの悪い路線」でもトップに・・・
オウチーノ総研によると、「通勤で使いたくない路線」で、上位となった「JR埼京線」「JR山手線」「JR中央線」各線の「理由」は、いずれも「呼吸するのもつらいほど混んでいるから」(41歳女性)や、「利用するたびに疲れる」(27歳男性)など、「混雑しているから」という声が最も多かった。遅延も多いようで、「大事な時に遅刻しそうだから」(49 歳男性)という理由も挙げられたそうだ。
同調査では、全回答者に対し、「イメージの良い路線」と「イメージの悪い路線」も聞いている。驚いたことに「埼京線」は、「通勤で使いたくない路線」と同様、「イメージの悪い路線」でも見事、1位という結果に・・・(ちなみに、「イメージの悪い路線」の2 位は「JR京浜東北線」、3位は「JR常磐線」、「イメージの良い路線」1位は「JR 山手線」、2位は「東急東横線」、3位は「東急田園都市線」だった)。
埼京線は、「通勤で使いたくない」上に、「イメージも最も悪い」という、不名誉な2冠に輝いてしまったようだ。沿線に住むビジネスパーソンにとっては、「余計なお世話だ!」と、言いたいところかもしれない。
ツイッターでは、「埼京線の通勤ラッシュ、ぱねぇっすわ」とか、「相変わらず、埼京線混んでるな~。朝から疲れるわ・・・」など、リアルな埼京線ユーザーの声が、数多く見つかった。営業職をしているという女性アカウントからは、「埼京線は、私の中で通勤で使いたくない路線ナンバーワン」とのつぶやきも。とにかく「混雑しているのが不満」という人が多いようだ。