大学生の7割近くが「不安」 就活めぐるアノ変更点

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   2016年春の卒業生から就職活動の開始時期が遅くなることに対して、70%近くの大学生が「就職先決定までの時期が短くなり、就職先が決まらないかもしれない」と、不安を感じていることがわかった。内閣府が2015年1月23日に「就職・採用活動開始時期変更に伴う学生の意識等調査報告書」を公表した。

   それによると、16年春に卒業する大学生らから会社説明会などが3年生の3月に、採用選考活動が4年生の8月に変更になることについて、就職・採用活動開始時期変更後の大学3年生の80%、大学院1年生の78%が「知っている」と回答。2年生のうち「知っている」は56%にとどまった。

   そして、「就職活動の開始時期の変更で不安に感じることは何か」聞いたところ(複数回答)、最も多かったのが「就職先決定までの時期が短くなり、就職先が決まらないかもしれない」との回答で、大学生で67%、大学院生で60%に達した。

   「学校や行政などにどのような支援をしてほしいか」聞いたところ(複数回答)、最も多かったのが、「試験などの日程を調整してほしい」で、大学生で29%、大学院生で25%。

   大学などでのキャリア教育の受講は、大学4年生の74%、大学3年生72%、大学2年生の53%、大学院2年生65%、大学院1年生61%で受講したことがある。

   調査は、内閣府が2014年10月8~同29日にインターネットを通じて実施。内閣府が全国の大学2~4年生、大学院1、2年生の合計5000人が対象。うち、就職・採用活動開始時期変更後の学生(大学2、3年生と大学院1年生)は3000人。

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