家具小売り大手のイケア・ジャパンは2014年9月をめどに、すべてのパートタイム従業員の待遇を見直す。日本経済新聞などが2014年4月16日に報じた。職務内容と賃金を見直して、同じような仕事をしている正社員と差がない「均等待遇」を目指す。雇用期間も、期限を有しない無期契約にする。
同社の従業員は約3400人で、パートは約2100人を占める。パートの半分が6か月契約の有期雇用。新たな制度では、パート全員が無期雇用になるほか、賃金は同じ職務に就いていれば、時給換算で正社員と同等の賃金幅とする。
正社員とパートで分かれている就業規則を一本化。同時に、就業時間の長さにかかわらず福利厚生を統一する。
現在、パートの時給は地域によって差があるが、新制度では全国同じ基準とする。新制度で増える人件費は未定。