リクルートキャリアの「就職白書2014」によると、2015年に卒業する学生の採用活動を14年卒に比べて「前倒しする」企業は26.6%となった。3月12日に発表した。前年の調査より3.9ポイント上昇した。
2014年卒の採用活動では大学3年の12月に説明会開催を始め、大学4年の4月に内定を出す企業が多かった。15年卒も66.8%の企業が採用スケジュールは「同じ」と回答したが、優秀な人材をいち早く確保したいという企業は多い。
調査によると、従業員数5000人以上の大手企業の2014年卒の「学生への満足度」は、13年卒より8.1ポイント低い71.0%にとどまった。企業は14年卒の学生に対する「質」への不満があるようで、「前倒し」で質の高い学生を確保する考えとみている。