社会保険労務士 野崎大輔の視点
「勤怠状況が良くない」を理由に面談を
繁忙期に休みが続くとなれば、他の社員が不審に思うのも無理はありません。だからといって介護を理由で休んでいるのに、本人に疑いをかけた質問をしない方が良いというのは言うまでもありません。このまま放置しておくと、他の社員が会社に対して不信感を抱くようになってきますので、本人と個別面談をする必要はあります。
定期的に休むのであれば、勤怠の状況が良くないということを理由にすれば良いでしょう。面談では現在の状況、今後どのようになりそうか、いつぐらいまで続きそうかといったことと、現在困っていることを聞いてみるといいでしょう。休みが続くようであれば、定期的に話し合いの場を持った方が良いと思います。
もしさぼりで休んでいるのであれば、面談されるのが嫌なので休まなくなってくるかもしれません。本当に介護で休んでいる場合は、本人が不安に思っていることなどを早い段階で知ることができます。こうすることで介護離職の予防にもつながります。