SEが結婚したら、まともな生活を送ることができるのか?

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   Q&AサイトのOKWaveに、こんな質問が載っていました。質問者のnemonoさんは、就職活動中の大学4年生。専攻は文系でIT業界、特にシステムエンジニア(SE)を志望しています。すでに独立系のIT企業から内定をもらい、メーカー系子会社の選考もいくつか受けているところです。

   ただ、あらためてネット上の書き込みを見てみると、この業界に行くことが恐ろしくなってしまいます。結婚したら、まともな生活が送れるのか。30過ぎたらリストラされるのか…。社会に出る前に実態を確認しておきたいと思い、質問を投稿してみようと思いました。

「今更なのはわかっています。勉強し続ける熱意も覚悟もあります。ですが、どうしても気になるのです」

激務かどうかは「マネージャーにもよる」

「ブラック会社」の世界が広がっているのか?
「ブラック会社」の世界が広がっているのか?

   聞きたい項目は、おもに2つ。ひとつめの不安は「どの程度激務なのか?」。完全週休2日制をうたっている会社は多いが、実際にはどうなのか。多くの企業で「忙しいときは徹夜もあるが、それは稀で普段はそこまでではない」と聞いたけれど…。

   この質問には、希望どおり現業のSEたちが回答を寄せてくれました。質問に対して箇条書きで淡々と答える人が多いのが、どこか微笑ましいです。

「会社にもよると思いますし、どのプロジェクトで仕事をするかにもよってかなり違ってきます。お客様との力関係や、マネージャーの手腕によっても違ってきます」(mayah1さん)

   メンバーの役割分担を行い、スケジュール管理をし、問題が起きれば解決の手配を行うことで、成果物の質と納期、予算を守る。マネージャーの責任は重大です。

   さすがに「当然徹夜もありました」とサラリと言い放てる職場は、他にはあまり見当たりませんが、最近では労働時間に対する考え方も変わっているようです。

「慢性的に遅くまで残って仕事すること、あるいは徹夜作業は、間違いを起こしたり、その後の効率悪化を招くってことが理解されてきたので、最近は激務ってのは少なくなっていると思えます」(lv4uさん)

   keijimさんは、SEは「激務ではない」と言い切ります。エアコンの効いた環境で仕事ができるし、小売や飲食のように理不尽なクレームをつける個人客を相手にすることもない。

   「仕事が谷間の時期だと定時でサッサと帰りますけどね」というのはt_ohtaさん。プロジェクト単位で動くので、忙しいときとヒマなときのメリハリが利いているのでしょう。最近ではセキュリティ面から、休日出勤が制限されている会社もあるようです。

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