スマホの充電してたら上司から「電気泥棒」と言われました

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   普通の携帯電話からの切り替えが急速に進んでいるスマートフォン。さまざまな機能がついていて便利だが、電池のモチが非常に悪く、ひっきりなしに充電しないと電源が切れてしまう。

   充電ができるカフェなども街中にできているが、ある会社の若手社員は、私物のスマホを会社で充電していたら、上司から叱られてしまったと不満顔だ。

デスクで扇風機や加湿器を使ってる人もいるのに

――広告代理店で3年目の営業マンです。最近、上司の営業課長からこんなことを言われて頭にきています。

「おまえ、スマートフォンの充電を会社でやってるのか? そんなのは家でやってこいよ。会社のコンセントから無断で充電するのは、電気泥棒と同じだぞ」

   確かにスマホは僕の私物ですが、親しいお客さんからは電話がかかってくることもあります。そのときに電池が切れていては、連絡が取れません。

   うっかり充電を忘れて会社に来ると、早々に電源が落ちてしまいますし、普通に1日待ち受けにしているだけでも、電池がかなり減ってしまいます。

   だいたいスマホの充電なんて、電気代はタカが知れてるじゃないですか。そんなみみっちいことを言うんだったら、他に経費削減できるところはあると思います。

   現に、事務の女性のデスクには、USBから電源を取るタイプの電気製品がゴロゴロしています。夏には扇風機、冬には加湿器や電気カイロのようなものも使っています。そっちの方が電気代がかかると思うのですが。

   別の部署の同期にグチったところ、「課長もセコいこと言ってんなあ」「仕事でも使ってるんだしイイんじゃない?」という反応が大半。でも「それは課長の言うことが合ってるよ」という人も数人いました。実際のところ、どれが正しいんでしょう――

尾崎 健一(おざき・けんいち)
臨床心理士、シニア産業カウンセラー。コンピュータ会社勤務後、早稲田大学大学院で臨床心理学を学ぶ。クリニックの心理相談室、外資系企業の人事部、EAP(従業員支援プログラム)会社勤務を経て2007年に独立。株式会社ライフワーク・ストレスアカデミーを設立し、メンタルヘルスの仕組みづくりや人事労務問題のコンサルティングを行っている。単著に『職場でうつの人と上手に接するヒント』(TAC出版)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。

野崎 大輔(のざき・だいすけ)

特定社会保険労務士、Hunt&Company社会保険労務士事務所代表。フリーター、上場企業の人事部勤務などを経て、2008年8月独立。企業の人事部を対象に「自分の頭で考え、モチベーションを高め、行動する」自律型人材の育成を支援し、社員が自発的に行動する組織作りに注力している。一方で労使トラブルの解決も行っている。単著に『できコツ 凡人ができるヤツと思い込まれる50の行動戦略』(講談社)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。
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