20代ビジネスパーソンに聞いたコブスオンラインの「会社で『出世できない人』の特徴ランキング」によると、男女とも「コミュニケーションが苦手」が4割(複数回答)を超え、ダントツで1位となった。
2位以下には、「自分の非をなかなか認めない」「言い訳ばかりする」「失敗は他人のせいにする」「ほう・れん・そうができない」が続いている。
本当に出世できない?「自分の非を認めない人」
「仕事が遅い」「スキルが低い」といった、業務そのものについての問題は上位とならなかった。コミュニケーションのスキルが高く、人間関係をうまくやっていけば、会社の中でなんとかやっていけそうだと見ているのかもしれない。
会社における「出世」とは、重要な役職に就くこと。多くの部下を動かすには、さまざまな意思疎通能力、関係維持能力が求められる。回答者からも、組織の中で生きる上で、コミュニケーションが重要という指摘が相次いだ。
「人に好かれないことには始まらない気がするし、コミュニケーションを取れない人は人に好かれないだろうから」(25歳男性・技術職)
「仕事ができても周りとの協調性がないと、部下をまとめる能力がないと判断されそう」(28歳女性・秘書)
2位の「非を認めない」、4位の「失敗を他人のせいにする」といった要素では、価値観や倫理観なども関係していそうだ。28歳の女性は「自分のしたことに責任を持てない人は上にはあがれない」と手厳しい。
一方で、ある程度のポジションになれば、「自分の非を認めない」のが下手な人は地位から追い落とされてしまうという見方も。
出世を果たした人の中には、独断でモノを決めたり、自分の非を認めなかったり、失敗を他人のせいにしたりする人もいる。出世の過程で必要とされたスキルも、トップに立ってしまえば無用となってしまうのだろうか。