細心の注意を払っているつもりでも、うっかりミスコピーをしてしまい、機械の前で「あー!」と声をあげた経験はないだろうか。
自分で設定した内容が誤っていたときには諦めもつくが、直前に作業した人の設定がそのまま残っていたときには、「もう、ちゃんとリセットしておいてよ!」と腹が立つものだ。
使った後に押すか、使う前に押すか
Q&AサイトのOKWaveには、そんなOLさんからの相談が掲載されている。質問者のjgd_lさんの職場では、39人の従業員が入れ替わりでコピー機を使っており、3分と間が空くことはない。
設定は、人によってさまざま。両面コピーをする人もいれば、ステープラーを使って紙を綴じる人も。同じものを12枚コピーする人もいる。
設定のリセットを忘れてボタンを押したら、1枚だけでいいのに12枚も出てきたり、勝手に両面コピーにされてしまったりして、もういちどやり直しになってしまう。
コピー代だけでなく、時間もムダ。急ぎの仕事をしているときにはイライラする。質問者さんは対策として、「原則、使用した人が(設定の)リセットボタンを押しておくべきだ」として、他のユーザーに意見を求めている。
この相談には、「確かにそうあるべきですが、なかなかそういかないのが現実」と、自分でリセットボタンを押す癖をつけた方がいいという意見があった。
しかし、うっかり癖のある質問者さんには、効果が薄そう。「数分経ったら自動的に初期設定に戻す機能を使ってみては」というアドバイスもあるが、コピー機がフル稼働している状況では、うまくいかない可能性が高い。
やはり「使った人が初期設定に戻す」という原則を徹底すべきなのか。回答者のFrozen_さんの職場では、コピー機に「使用後は必ず設定をリセットして下さい」と張り紙をしているそうだ。
質問者さんはアドバイスを参考に、自分で張り紙をしつつ、自分でリセットボタンを押す癖をつけるという「二段構え」で臨もうとしている。さて、果たしてうまくいくだろうか?