最近の調査では、成人男女でたばこを吸う人の割合が、初めて4人に1人を割り込んだそうです。健康増進法の施行もあって「タバコは喫煙室で」というのが常識になっていますが、それでもマイペースを維持している人も。Q&Aコミュニティの「教えて!goo」には、悩める質問者の相談が掲載されました。
「ウチの職場に、分煙に協力してくれない人がいます」
「1人だけ協力してくれない」
質問者の07161005さんは、タバコが大の苦手。職場の女性は質問者さん1人で、あとの9人は喫煙者の男性です。以前は事務所がタバコの煙でいっぱいでしたが、質問者さんに対する気遣いで、8人は喫煙時に社外に出てくれるようになりました。
しかし、1人だけ「頑固な人」がいて、いまだに事務所内での喫煙をやめません。他の人たちは、毎日その人のタバコの副流煙を吸っている状態です。あまりに不快で退職も考えたそうですが、8人が協力してくれているし、残りの1人も事務所にいるのが半日くらいなので、「自分が辞めるなんてもったいない」と考えを変えました。
でも、やっぱり煙の濃い匂いは気になるし、健康面での不安もあって「完全分煙」が諦めきれません。今は一日5本分ほどのタバコのにおいを吸いこんでいます。
「このままいくと、やはり危険でしょうか」
タバコ嫌いを知っているのに止めない
この相談に対しては、「頑固な人」への説得はムリと見込んだ回答がありました。
「空気清浄機等で身を守りましょう。最近の物はタバコに火を点けると自動で吸い込みますよ(吸い込む音がその人に注意する感じです)」(ginga2さん)
「N95マスクとかしますか」(dexiさん)
「N95マスク」とは、医療機関でも使われている微粒子用マスクのこと。でも、こちらが一方的に身を守るのも理不尽な感じがします。やはり、「どうしても近くで吸われるのが嫌であれば、上司に相談してみてはどうでしょう?」(WDYさん)というところが常道でしょう。しかし質問者さんが言うには、
「頑固に吸っている方が店長という立場の方(うちの会社で2番目に偉い)なので。私がタバコを苦手と知りつつも吸っているところが、余計理解に苦しんでしまいます」
とのこと。協力してくれないのは、実質的な上司なのですね。残り8人も自分では協力するけれども、上司には忠告しにくいのかもしれません。
「強硬手段」か「お日さま作戦」か
そこで「強硬手段」を提案する人も現れました。
「それなりの(法的な)根拠をもって主張してみてはいかがでしょうか?」(teg354さん)
たとえば、社長に厚生労働省の「職場における喫煙対策のためのガイドライン」を読んでもらい、喫煙のルールを作ってもらうことも考えられます。最寄の労働基準監督署に連絡すると相談に乗ってくれる場合も。
一方、どちらにしても強制的に改善させる方法はないのだから、できるだけ穏当に収めるに越したことはない、という意見もありました。
「アナタさまの〈お日さま作戦〉を成功させて、一生もののスキルにしましょう。むつかしいお姑さん対策、ウルサイ隣人対策に応用できますし、困っている人たちの相談役になってお救いすることができます」(formidableさん)
笑顔でお願いして協力してもらえれば、確かに一番いいんですが。みなさんは、どう思われますか?