「Simple is best」という言葉があるように、何事もシンプルな方が良いです。意見を複雑怪奇な暗号のように述べる人がいますが、これでは相手に伝わりません。日頃からシンプルに分かりやすく意見を述べる事を意識していけば、周囲からも「あいつの話は分かりやすいな」と評価され、意見を求められることが増えるでしょう。
「できるヤツ」は中学生でも分かるように説明できる
「あの人、何言ってるのかよく分からない!」と思う時はありませんか? そういう時は、たいてい話が長いのです。結局何が言いたいのか、最後までよく分からない時もあります。一見すると話が長い方が頭が良いようにも思えますが、ごちゃごちゃ言うより短くシンプルに発言する方が難しく、聞き手からも歓迎されます。
私は社会保険労務士の資格を持って前の会社に就職しましたが、入社当初は、同じ社員から何度も同じ質問を受けたことがありました。あるとき、それは私が勉強した専門用語を、そのまま説明に使っていたからと気づきました。それ以来、質問を受けたときには、相手のレベルに合わせて、できるだけ専門用語は使わず、長い説明はしないように心がけました。
高度なことを専門用語を使わずに、中学生でも分かるように説明できる人は、本当にデキる人です。難解な専門用語を使いたがる人は、自己満足はするかもしれませんが、話の内容が伝わらなければ相手にとっては不親切な行為です。
あなたが誰かに意見を伝えるも同じだです。凡人は簡単なことを複雑にしてしまいがちです。難しいことを簡単に説明する「できるヤツ」を目指しましょう。
まず結論!理由は後からでいい
鉄則は、他人に何かを伝える時は「結論は先に、理由は後から」です。それから、「事実」と「感想・意見」を分けて話すことも重要です。セミナーなどで、講師に対してダラダラしゃべっている人を見ると、自分は気をつけようと思います。
自分の意見をシンプルに、分かりやすく述べることを繰り返すと、周囲から「あの人の話は分かりやすいから、聞いていてもイライラしない」と思われ、社内でのコミュニケーションもうまくいくようになります。「結論は先に、理由は後から」の鉄則をぜひ、身につけてください。
野崎大輔