株式会社セレンが2008年10月に設立されて半年が過ぎた。今まで休みなく走ってきた感じだが、少し机の整理でもと引き出しをひっくりかえしていたら、設立前の会議で使用した書類がでてきた。
懐かしいと思いながら眺める。そこには「セレン」という社名のもとになった「セレンディピティ(serendipity)」についてのストーリーが記されていた。
セレンディピティとは――3人の王子の物語
「セレン(Seren)」という社名には大きな意味が込められている
「serendipity・・・イギリスの小説家ホレス・ウォルポールのつくった造語。
昔々、今のスリランカあたりにセレンディップ王国という国がありました。そこには3人の王子様がいました。
ある日、国王である父が、3人の王子に宝物を探す航海に出るように命令します。3人の王子は宝物を探すため、力をあわせて航海の旅に出ます。3人は、いつも意外な出来事と遭遇し、彼らの聡明さによって、難問を切り抜け、新たなこと学んでいきます。
3年たって、3人の王子は国へ帰ります。結局、宝物は探せなかったのです。
しかし、国王は宝物が探せなかったことよりも、3人の王子の成長ぶりに大変喜びます。彼らがもともと探していなかった何かを発見して帰ってきたのです・・・・・。
serendipity・・・自然科学では、たびたび、本来求めていたものとは違う何かを学び取り大発見に結びつけることを『serendipity』として語ることがある」
~思いもよらなかった偶然だと思えるようなこともすべては巧妙に仕組まれた必然である~