若者向け就職支援施設の"萌えるマスコットキャラ"として注目を集めている「知多みるく」がYoutubeやニコニコ動画で動画配信を始め、「声」によるPR活動を開始した。オリジナルの「エコバッグ」も売り出したが、どちらも評判は上々。単なる就職支援施設のキャラクターの粋を超える大活躍をしている。
「かわいい声」で公式ブログをアピール
本邦初公開となる「メガネをかけている知多みるく」。こんな感じでブログを更新しているのだそうだ
愛知県の知多半島、半田市にある「ちた地域若者サポートステーション」。働くことに対して悩みを抱えている若者を対象にした就職支援施設だ。そのマスコットキャラクターである知多みるくは2009年1月にデビューした。22歳の新入社員という設定で、アニメ調のいわゆる「萌えキャラ」。公式ブログ「みるろぐ」では、サポートステーションだけでなく地元の祭りや物産展などをPRしている。
3月25日には、Youtubeやニコニコ動画で動画配信もスタートした。第1回の内容はみるろぐを紹介するもの。知多みるくが可愛らしい声で「知多半島に関する様々な情報、ブログでの企画、ご要望など、皆様からの情報ご提供を募集しています」と呼びかけている。
動画の再生回数は各サイトで300~500回と爆発的に多いわけではないが、コメントには「みるくは俺の嫁」といった声のほか、「みるろぐの常連ですが、声が入るとまた新鮮」「声かわいいかも」といった反応が寄せられており、「声の付いた知多みるく」も好意的に受け止められているようだ。
サポートステーションを運営するNPO法人エンド・ゴール代表の大久保智規さんに「声優さんがしゃべっているんですか?」とたずねると、大久保さんは「中の人なんていません!」と否定しつつ、
「コンセプトは『いつでも会える友達のような身近な萌えキャラ』で、少したどたどしくて素人っぽい感じになっています」
と、動画の舞台裏を明かした。
今後は、ラジオ番組形式で行う「みるくの悩み相談」や、みるろぐ読者が作ったオリジナル曲を知多みるくが歌う企画をニコニコ動画で流していきたいとのことだ。