ハンバーガーやフライドポテトの形をした名刺――。思わず頬がゆるんでしまう! 日本マクドナルドの山本美和さんに、楽しい名刺の由来をお聞きした。
商品をかたどって“Fun”(楽しさ)を伝える
――はじめまして。あ、これはビッグマックですね!
「他にも、マックシェイクやマックポテト、マックグリドルやコーヒーもありますよ」
日本マクドナルドのスタッフに配付されている「フードヒーロー」名刺
――色がとっても鮮やかで、商品の形に切り抜いているのでリアルですね。
「マクドナルドの代表的な商品がモチーフになっています」
――どうして、このような名刺を作ろうと思ったのですか。
「2004年に、全社的なビジュアル・アイデンティティの見直しを行ったのがきっかけです。マクドナルドらしい“Fun”(楽しさ)のあるデザインがいいよね、ということでマクドナルドの最大のアイコンである商品がデザインに採用されました」
――名刺をもらった方たちは、盛り上がるでしょう。
「その場でお互いに見比べたりなさっていますね。初対面の方に渡すわけですから、緊張した場を和ませコミュニケーションのきっかけを作るには、よいツールだと思います。多くの方が、マクドナルドのお客様として何かしらのエピソードをお持ちいただいています。お渡しした名刺をきっかけに、その方がお持ちの“マクドナルドにまつわる想い出話”を聞かせていただいていますね」
――この人には何を渡そう、なんて考えたりしますか。
「お会いした方の印象やその時のシチュエーションで、イメージにあったデザインをお渡しするようにしています。女性の方にはマックシェイク、男性の方にはビッグマック、朝一番の名刺交換の時はマックグリドルをお渡しするなど、私自身も名刺交換を楽しんでいます」