中学の部活「生徒の声出しうるさい」 住民の苦情に運動部は無言で練習

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東京都教育庁「苦情をいただくことはあります」

   東京都では、子どもの声を騒音とみなすかどうかの議論があった。かつては「全ての年齢の人の声や音」が騒音とされ、条例の規制基準の対象だったが、都がウェブサイトで公開している資料によると、2015年4月の改正で「小学校就学前の子どもが出す声や音」については「健やかに成長するという子供の権利」確保のため対象外に。ただ、小学生以上は引き続き規制対象にとどめた。

   資料で都は「子供の声であっても、状況によっては騒音となる」としているが、改正前に都民が寄せた意見には「小学生の声や音に対しては寛容であるべき」「見直しの対象を未就学児だけでなく、子供全体(18歳以下)にするべき」と求めるものがあった。逆に「小学校は迷惑施設と考える向きもある」「他者の生活権を一方的に侵害することになり兼ねず容認できない」という意見も出た。

   都教育庁教育情報課の担当者は16年10月7日、J-CASTヘルスケアの取材に対し、「野球部のバットの打音や、吹奏楽部の楽器、体育祭をはじめとした行事での音楽や掛け声に対し、近隣住民の方から学校や都に苦情をいただくことはあります」と答えた。苦情は地域ごとに設けられた学校経営支援センターに報告し、個別に学校の判断で対応しているという。

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