【サタデープラス】(MBS)2016年4月23日放送
「小堺一機が勇気の心臓ドックへ~突然死から身を守る新常識SP!~」
日本人の死因はがんに次いで心疾患が多く、その数は年間約20万人にのぼる。さらに今、ドクターたちの間では「心不全パンデミック」が日本を襲うと言われている。
心不全から命を守るには、早期発見が必要だ。「心臓ドック」が有効だが、家庭で簡単に危険度のチェックや予防もできる。
食生活の欧米化で心不全蔓延の恐れ
弁膜症、狭心症、心筋梗塞などにより心機能が低下し、動悸や息切れの症状が出て、最悪の場合死に至る――そんな心不全が日本に蔓延する、「心不全パンデミック」が恐れられている。米国では何年も前からこの危機に襲われていて、現在死因の1位が心疾患の23%だそう。食生活の欧米化によって、日本も同じことが起こる可能性があるという。
今回MCの小堺一機が心臓ドックを受診した。一般的な健康診断でもおなじみの心電図検査やエコー検査に加え、ウォーキングしながら心電図を計る「トレッドミル検査」を実施。ここまでは問題なしだった。
心臓ドックの中で最も重要な検査の1つが「心臓MRI検査」だ。心臓に冠のように覆いかぶさっている直径4ミリ程度の3本の血管、「冠動脈」の詰まり具合をみる。
冠動脈を詰まらせる原因は「プラーク」と呼ばれる、悪玉コレステロールを原料に作られる脂肪のかたまりだ。これが何かの拍子に破れると血管が詰まってしまい、心筋梗塞が起こる。
小堺の検査の結果は、「冠動脈に狭窄の疑い」だった。50%くらい詰まっている可能性があるというが、「すぐに治療が必要という程度ではない」とも。
今回は時間の都合上、プラークが長年放置され固くなってしまった「石灰化プラーク」があるのか調べる「カルシウムスコア検査」はできなかったが、3年前にプライベートで受けた検査では、血管の狭窄した部分に数か所石灰化プラークが見つかっていたそうだ。