40代の嘆き「老眼なんて認めたくない」 誰にでも起こり「治せない」と言われても...

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   働き盛りの40代。最近、手に持つスマートフォン(スマホ)の文字が見えにくくなり、つい眼鏡を外してディスプレーをガン見。そんな時、ハっとしませんか。「これって、昔おじいちゃんがやってたポーズと同じじゃないか」。

   老眼は加齢によるもので、誰にでも起こる。頭では分かっていても、ある日気づいたショッキングな「老化現象」を受け入れられない人もいるようだ。

  • 「こうなったら、虫眼鏡だ」
    「こうなったら、虫眼鏡だ」
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「結構ショック」「パソコンから3日離れれば治りそう」

「自分が老眼だと気づいたとき、どう思ったか」

   J-CASTヘルスケア編集部は、この質問を40代半ばの男性数人に投げかけてみた。東京都内在住の46歳男性は、「4、5年前に、細かい作業をするのに不便だなと感じました。部屋の照明が薄暗いせいだろうと思っていたのですが、1年半前に気づいたのです。老眼だと。結構ショックでしたね」と語る。その後眼鏡を買いに行ったそうだ。別の都内在住の男性は、老眼は進行しているが、「1日パソコンに向かっているせい。老眼だなんて、認めません。事実、よく読める時もあります。3日もパソコンから離れれば治りそうな気がしています」と強がった。

   女性はどうだろうか。「週刊朝日」2015年4月3日号では、都内在住の42歳女性のケースを紹介した。本人が40歳の時にスマホの字がよく見えず、無意識に遠くに離したら見えたことで、「衝撃が走りましたね。もしや老眼!?って」と語っていた。さらに「40代で『老』って勘弁してほしい。当分、自力で頑張ります」と老眼鏡の使用を拒んでいた。

   眼科領域に特化した医薬品やコンタクトレンズの製造・販売を手掛ける日本アルコンが、少し前の2010年6月23日、40~54歳の女性600人を対象としたエイジングケアに関する意識調査結果を発表している。最もショックだった老化現象の第1位は「老眼の症状があらわれた時」で、36%に上った2位の「物忘れがひどくなった時」が16%、3位「白髪を見つけた時」が14%なので、老眼と答えた人が圧倒的に多い。また約9割が、老眼になるのは仕方がないと受け止めている半面、老眼鏡をできれば使いたくないと答えた女性は54%と半数を超えていた。

   もっとも調査が変わると、結果も違ってくる。調査会社クリエイティブサーベイは、40~55歳の女性600人にインターネットで「老眼に関する意識調査」を実施、2015年10月8日に結果を発表した。このなかで、老眼を公表することに抵抗を感じないと答えた割合は72.3%に上ったのだ。ただし、老眼という「呼び名」にはネガティブな印象を持つ人が4割近くに達した。

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