Amazon(アマゾン)のレビュー欄で、「日本でレビュー済み」と表示されるようになった、「日本からのレビューをすべて見る」という機能が付いた、という証言が、2019年12月中旬からネットで上がっている。
こうした声は、一部のユーザーから、ツイッターやヤフー知恵袋上で出ていた。
アマゾンジャパン「よりよいお買物体験をご提供するため、日々、様々な変更や改善を行っています」
アマゾンのレビューが「日本でレビュー済み」という表示になった、という趣旨の指摘は、12月13日ごろからツイッターで一部ユーザーから上がった。また、「日本からのレビューをすべて見る」という表示だったっけ、という趣旨の声も同日から出ていた。同じような趣旨の投稿を、12月16日21時50分ごろ、とあるユーザーも行い、「『日本からのレビューを見る』っていうのにいつのまにか変わってるな」とつぶやいていた。この投稿は、17日18時40分時点で、1.4万件リツイートされていた。
ツイッター以外でも、ヤフー知恵袋では12月16日、とあるユーザーが「日本でレビュー済み」という国名が表示されるようになった、という趣旨の指摘をしている。
アマゾンを含む通販サイトの「レビュー」をめぐっては、出品者側による不正な「やらせレビュー」の横行が問題となっている。NHKの報道などでは、中国など海外からこうした「やらせレビュー」が書き込まれていることが指摘されており、「日本からのレビューを見る」「日本でレビュー済み」といった機能・表示は、こうした「やらせ」を回避するための施策ではないか、との指摘も上がっている。
一方で、17日、J-CASTニュース記者がアマゾンにアクセスした際には、こうした表示は確認できなかった一方、別の記者のアカウントでは表示された。適用範囲が、一部のユーザーに限られている可能性もある。
こうした事実関係などを確認しようと、J-CASTニュースは17日、アマゾンジャパンの広報担当者に対し、書面で取材を申し込んだ。社の担当者は同日、「Amazonでは、お客様によりよいお買物体験をご提供するため、日々、様々な変更や改善を行っています。こうした変更や改善は、適宜お客様にご案内しています」と答えるに留め、ネット上で指摘されている表示や機能が付いた年月日については、触れなかった。