女優の米倉涼子さん(44)が主演する「ドクターX ~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)の第6シリーズの第1回が、2019年10月17日に放送された。
同作は第5シーズンとなった2017年10月期の放送から2年ぶりに復活。人気ドラマシリーズの再来とあって、ネット上では「今日の夜からドクターX始まるじゃん! バイト頑張れる~」といった期待の声が放送前から続出していた。事実、第1回の放送の視聴率は20%の大台を突破したと各メディアが報じるなど、その人気ぶりが再確認されたかたちだ。
スピード感あふれるストーリー展開は健在
第1回では、財政危機に陥った「東帝大学病院」にコストカッターとして招かれたニコラス丹下(市村正親さん=70)が合理化を断行。その改革に合わせて招かれた医師らと共に大門未知子(米倉さん)が現れたことで、院内が騒然とする......といった展開が序盤で描かれた。
また後半では、病院の食堂の従業員である岩田一子(松坂慶子さん=67)が胸の痛みを訴え急変。肺塞栓症が疑われる中、丹下が導入した医療AIの誤診によって岩田は生命の危機に瀕するが、大門の手術によって一命を取り留めるなど、これまでと変わらぬスピード感あふれるストーリー展開となった。
内容がギッシリ詰まった第1回を見た視聴者からは、「凄いなぁ。相変わらず面白かった」といった変わらぬ面白さに喜ぶ声が続々とツイッター上に上がったほか、「米倉涼子綺麗だしスタイル良すぎ」と、大門を演じる米倉さんの変わらぬ美貌を絶賛する声も。また、「ドクターXの『私、失敗しないので!!』は、水戸黄門が言うところの『この紋所が目に入らぬか!!』だと思う」と、大門の決め台詞が「水戸黄門」のレベルにまで昇華したのではと指摘するツイートも上がっている。
「リアルタイムで見れないの残念だ」
また、それに合わせて上がっている声で特徴的なのが、「ドクターXだけはリアルタイムでみる」「#ドクターX だけはリアルタイムで確実に見るドラマ」といった、同ドラマを放送時間帯に見るべきとする声だ。またこれと同種とみられる「ドクターXリアルタイムで見れないの残念だ」「ドクターXリアルタイムで永遠に見られないの草も生えないわ」といった、勤務時間が重なるなどしてリアルタイム視聴が不可能な自らの生活を嘆く声も見られる。いずれも、ほかのドラマの放送後にはあまり見られないツイートだ。
近年は全録レコーダーや見逃し配信の普及などでドラマのリアルタイムでの視聴の価値が薄れつつあるが、そんな中、ドクターXに関しては前述のような声が続々と上がっているところからして、ドクターXのコンテンツとしての強さは相当なものであることが分かる。第1回の視聴率が20%の大台を突破した背景には、ドクターXがリアルタイムで見たくなるコンテンツであるという要素も寄与していたのではないだろうか。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)