部署名から「ボーイズ」「ガールズ」消える バンダイの組織改編が話題に

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   玩具大手のバンダイ(東京都台東区)が2019年7月1日付で、未就学児向けの玩具の企画などを手がける「ボーイズ事業部」「ガールズ事業部」の名称を変更した。

   同社はJ-CASTニュースの取材に、ジェンダーレスを意図しての組織改編ではないとしつつ、「今後、検討すべき課題と認識しております」と答えた。

  • バンダイ会社案内より
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SNSは賞賛「ジェンダーに関係なくおもちゃで遊べる」

   バンダイは社内カンパニー制を採用し、6月までは「トイ戦略室」「ボーイズ事業部」「ガールズ事業部」「プリスクール事業部」「グローバル事業部」から成るトイ事業カンパニーを設けていた。

   「プリスクール事業部」は生後0か月から小学校入学までの子どもをターゲットにした玩具の企画・開発などを担当し、「ボーイズ事業部」は仮面ライダーなど未就学男児・小学生男児向けの、「ガールズ事業部」はプリキュアなど未就学女児・小学生女児に向けた玩具に関わっていた。

   しかし、7月1日付で3部署の企画・開発を新設した「ブランドデザイン部」「カテゴリーデザイン部」「ネットワークトイ企画部」に振り分け、営業やプロモーションなどは同じく新設の「アジアトイ戦略部」が引き受けた。「トイ戦略室」は「アジアトイ戦略部」に変わった。

   改編を受け、SNS上では「これでジェンダーに関係なくおもちゃで遊べるようになりますね」「バンダイ素晴らしい。特撮ヒーローや怪獣を愛する女子は勿論、可愛いキャラを愛する男子にも平等に権利はあるよね」と好意的な反応が相次いでいる。

   バンダイ経営戦略室広報チームは8月8日、J-CASTニュースの取材に、改編の理由を「これまでのようにターゲットごとの領域を深掘していく戦略ではなく、企画・開発の発想力をそれぞれの領域に、横に広げてゆく形となっていきます」と説明。ジェンダーレスを意図したわけではないとしつつ、「今後、検討すべき課題と認識しております。これからもお客様に夢・感動をご提供できるモノ作りに取り組んで参ります」と答えた。

(J-CASTニュース編集部 谷本陵)

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