映画「ハリー・ポッター」シリーズのドラコ・マルフォイ役で知られる俳優トム・フェルトンさん(31)が、「旭日旗」をあしらったTシャツを着用した動画をSNSに配信したとして謝罪した。
フェルトンさんは、Tシャツ着用時はそのデザインの「意味を知りませんでした」としながら、「無知は何の言い訳にもなりません」と続けている。
「象徴的に示す意味を知りませんでした」
フェルトンさんはツイッターで2019年3月9日、「先日、僕がインスタグラムに投稿した動画が誰かを傷つけたのであれば、心からお詫びします。僕は、自分が着ていたTシャツが象徴的に示す意味を知りませんでした」(原文は英語、編集部で和訳。以下同)と謝罪した。
インスタグラムの動画はすでに削除されているが、800件以上ついている上記ツイッターへの返信の中には動画のキャプチャー画像も散見される。それを見る限り、動画は「旭日旗」を大きくあしらったTシャツを着たフェルトンさんが、ギターを弾きながら歌うものだった。
フェルトンさんはツイッターで「僕は愛に満ちた人間です。ヘイトはしません。そして、それが何を表すかを知った今、Tシャツを買ったことを非常に後悔しています」と続け、「僕の無知は何の言い訳にもなりませんが、本当に申し訳ございませんでした」と再び謝罪の言葉をつづっている。
一連の流れは一部韓国メディアでも報道。「コリア・デイリー」によると動画投稿後、「世界にファンがいるだけに、旭日旗が鮮明に描かれたTシャツを着るのは軽率だという指摘があがった」という。
フェルトンさんの謝罪投稿へのリプライにも、一部ユーザーからは「あなたの旭日旗Tシャツは不快だ」といった声があがっている。ただ、「あなたが誰かを傷つけようなんて思っていないことは分かっているよ」といった励ましの声も少なくない。