銭湯の定番飲料が消滅――。明治が販売する清涼飲料水「明治フルーツ」が、2019年4月で終売となる。同社が3月4日、J-CASTニュースの取材に明かした。
SNS上では、「平成も終わるけど、昭和も消えていく」と惜しむ声が少なくない。
「お客さまの健康志向の高まりにより...」
フルーツ牛乳は、リンゴ、バレンシアオレンジ、パイナップル、洋ナシ、バナナ、レモンの果汁入りの清涼飲料水。1958(昭和33)年9月に発売され、消費者の間では「フルーツ牛乳」の名で長年親しまれてきた。
明治広報部によれば、終売の理由は中期的な売り上げ不振だという。
「お客さまの健康志向の高まりにより、当該商品のように嗜好を特長とする商品は、苦戦を続けてきました」
SNS上では、「平成も終わるけど、昭和も消えていく」「銭湯では必ず飲んでいたのに」と惜しむ声が相次いでいる。広報部は「そのようなお声をいただき、申し訳ない思いがある一方で大変ありがたいことだと思っています。本商品は50年以上の歴史を持つ商品であり、 多くのお客さまにご愛飲いただいていたこと、改めて感謝しております」とした。4月以降は在庫限りの販売となる。
なお、同じく瓶入り飲料の「明治コーヒー」「明治牛乳」は今後も販売を継続する予定だとした。