映画化で「ビアンカ・フローラ論争」再燃 過去には長瀬智也、山田孝之も...

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   人気ゲーム「ドラゴンクエスト」の3DCGによる映画化が発表され、話題になっている。映画監督の山崎貴さんが2019年2月13日放送の「news zero」(日本テレビ系)に出演した際に明らかにした。

   映画のタイトルは「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」で、題材となるのは「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」。公開日は8月2日ということで早くもドラクエファンの期待が高まっているが、そんな中、「長年の論争が再燃する!」と、あえてその論争の勃発を期待する向きもある。

  • 山田孝之さん(2017年撮影)
    山田孝之さん(2017年撮影)
  • 山田孝之さん(2017年撮影)

ビアンカかフローラか...ファンにとっては永遠の論争

   「ドラクエ」シリーズの第5作として1992年に発売された同作には、ほかのRPGにはあまり見られない、主人公の結婚という要素があることで有名。男性である主人公の結婚相手となる女性キャラクターとして、幼馴染である「ビアンカ」と、富豪の娘「フローラ」という女性キャラ2人が登場し、主人公はこの2人から1人を選び、結婚することになる。

   発売当時、ゲームのユーザーは小中学生がメイン。結婚という行為がまだ随分と先である小中学生たちだったが、人生最大の選択とも言える結婚がゲーム中に登場するとあって、その選択について真剣に考える者は多かった。学校の休み時間にはクラスメートと「どちらを選ぶべきか」や、「どちらを選んだか」についての議論が盛んに行われ、それらはいつしか「ビアンカ・フローラ論争」と呼ばれるようになっていった。

   同作は2004年にPlayStation 2で、2008年にニンテンドーDSで、スマートフォン版が2014年に発売されているが、その度に、ネット上では「ビアンカ・フローラ論争」が再燃。1992年当時は小中学生だったユーザーはもちろん、リメイクが初めてのプレーだというユーザーも巻き込んで、リメイクの度に熱い議論が交わされるようになった。かつ、DS版からは新たな花嫁候補として「デボラ」も追加。さらに論争に拍車をかけた。

長瀬「嘘だ! ビアンカだろ!」

   また、時に、芸能人の発言がきっかけで「ビアンカ・フローラ論争」が再燃することもある。

   2010年1月に放送されたTOKIOの番組「5LDK」(フジテレビ系・放送終了)に出演した中川翔子さん(33)は、自身のドラクエ5のプレーを振り返り、3日悩んだ末にフローラを主人公の妻として選択したことを公表。すると、長瀬智也さん(40)はのけぞりながら驚きつつ、「嘘だ! ビアンカだろ!」と、中川さんの選択に疑問を提起。長年の論争がテレビの中でも行われたことに対し、ドラクエファンの間では大きな驚きが広がった。

   また、2016年5月に発売された「ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり」のプロモーションムービーでは、ビアンカ派の山田孝之さん(35)がフローラ派をダメ出し。「(フローラとの結婚後に)よく行けるな、ビアンカがいる村によ!」(※編注:フローラと結婚後にビアンカの元を訪ねると、独身生活を続ける彼女と対面することになる)と、思いのたけを語る姿には、多くのビアンカ派から称賛の声が上がった。

   翻って、今回の映画化発表後にはネット上では早速、

「幼馴染として冒険をし 楽しいときも辛いときも一緒だったビアンカを選ぶ以外に他はありません」
「スーファミ当時は情に流されてビアンカ一択だったけど 今となっちゃフローラのほうがいいなあ」

など、双方からそれぞれの利点をアピールする声が続々。ほかにも、「ビアンカ派とフローラ派の戦争をどうでもいいことなんて言ったら刺されるぞ」など、事の「重大性」をアピールする声も上がっている。こうした盛り上がりから、放送直後から未明にかけ、ツイッターの「トレンド」に「ビアンカ」がランクインしている。

   映画公開の8月2日に向けて、ますます熱い論争が繰り広げられそうだ。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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