カヌーの日本選手権で、鈴木康大(32)がライバルの小松正治(25)のドリンクに禁止薬物を混入させた問題について、五輪2大会出場の元競泳・高桑健(32)が「生命体として終わってる気がする」とツイッターで痛烈に批判した。
また、「勝てない、無理だと思うならもうやめた方がいい」と選手としての引き際について諭してもいる。
「他の選手の飲み物にドーピング薬物入れるとか...」
鈴木は2017年9月のカヌー・スプリント日本選手権で小松のドリンクに禁止薬物の筋肉増強剤を混入させ、小松にドーピング違反を引き起こしていた。日本カヌー連盟は18年1月9日、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)が鈴木に8年間の資格停止処分を下したことを公表。鈴木は他のライバル選手にも、競技用具を盗むなどの妨害行為を繰り返していたことも明るみに出た。
鈴木の行為に対して強い言葉を放ったのが北京・ロンドン五輪代表の元競泳・高桑健。ツイッターで10日、
「他の選手の飲み物にドーピング薬物入れるとかwwww選手云々以前に生命体として終わってる気がする」
と投稿した。
「自分のステータス高めればいい」
高桑はさらに、
「古賀淳も言ってたけど勝てない、無理だと思うならもうやめた方がいい。辞めないならあの手この手で自分のステータス高めればいいのに」
との見解も投稿。9日、リオデジャネイロ五輪でリレー代表の競泳・古賀淳也(30)がツイッターで、カヌーの問題を受けて
「スポーツ選手としては勝てないとか、頑張っても目標を達成できないと思ってしまったならそこが引き際じゃないかな。この人の場合は人としての生き方の問題かもしれないけど。もう自分の中で当たり前になってたんだろうな」
と発信していた。