渡辺謙「不倫」に甘いテレビ ベッキーの時と「まるで違う」

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   2017年3月30日発売(首都圏など)の『週刊文春』が報じた俳優の渡辺謙さん(57)の「不倫疑惑」について、テレビ各局の芸能人コメンテーターからは「歯切れの悪いコメント」が相次いでいる。

   こうした風潮に対し、インターネット上では疑問も広がっている。ワイドショーなどで手厳しいコメントが相次いだ過去の不倫騒動を引き合いに、「マスコミの取り上げ方がまるで違う」などと揶揄する声が続出している。

  • 渡辺謙さんと南果歩さん夫妻(C)FAMOUS.uk.com
    渡辺謙さんと南果歩さん夫妻(C)FAMOUS.uk.com
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「夫婦間の問題だから」?

   渡辺さんの妻である女優の南果歩さん(53)は16年3月に乳がんの手術を受け、その後も9月まで放射線や投薬での治療を続けていた。今回の文春記事によれば、渡辺さんはこうした妻の闘病中にも、不倫相手の一般女性と「逢瀬」を重ねていたという。

   乳がん治療の経過を詳細に報告した南さんの17年3月11日のブログでは、手術後の自身の体調について、

「薬の副作用で頭がボンヤリしていたが、これさえ乗り切ればきっと楽になり、再発もしないはずだと自分に言い聞かせ、かろうじて耐えていた」
「身体は益々重く、頭もはっきりしない状態が続いていた」

などと振り返っている。また、ブログでは夫の渡辺さんの主演舞台を「どうしても観ておきたくて」として、手術からの退院後10日でニューヨークに向かったとのエピソードも明かしている。

   こうした妻の乳がん治療の間も「不倫」を続けていたと報じられた渡辺さんに対し、各局ワイドショーのコメンテーターはどんな言葉を送ったのか。30日の「スッキリ!!」(日本テレビ系)で、司会の加藤浩二さんは、

「ハリウッドスターって、結構無茶苦茶するよね。離婚したり、いろいろするよ。謙さんもハリウッドスターだと考えれば、『あっ、いいのか』みたいなところもある」

とコメント。また、共演のお笑いコンビ「ハリセンボン」の近藤春菜さんから「闘病中に病気以外の心配を作られると...」と指摘されると、加藤さんは、

「結局は、夫婦間とか家族の問題。南果歩さんが闘病中ということもあるかもしれない。でも、そこもふくめて夫婦間の問題だから。どうも、とやかくいえないなあ」

と話していた。

「渡辺さんと乙武さんで何が違ったんだろう」

   30日放送の「とくダネ」(フジテレビ系)でも、司会の小倉智昭キャスターは「これが事実だとしても、夫婦で解決する問題ですから。我々にコメントを求められても...」とポツリ。その上で、

「謙さんの事務所の方から、このご夫婦の素敵な話を聞いている。この2人はビクともしないんじゃないかな、そういう風に感じますけど」

としていた。

   だが、番組に出演していた社会学者の古市憲寿さんは「ちょっと納得がいかない」として、

「去年の乙武(洋匡)さんとかベッキーさんとかの報道のときは、まるで犯罪者のような扱いしといて、今回はVTRもすごいポップな感じで、渡辺さんと乙武さんで何が違ったんだろうって所は考えちゃいます」

との疑問を呈した。これに共演者から「発覚後の対応じゃないですか?」と返されると、古市さんは「やっぱり無言で黙ってアメリカとか行くのがいいんですかね」と皮肉気に漏らしていた。

   こうした不倫報道に関する「扱いの差」についての疑問に、小倉さんは、

「世界の渡辺謙だからですよ」

という一言でまとめていた。

   ただ、古市さんと同様の疑問を抱いたネットユーザーは多いようで、ツイッターやネット掲示板には、

「ベッキーとか乙武さんとかさんざん馬鹿みたいに報道して批判してきたくせに、世界のケンワタナベになるとこうですか」
「他の人には散々言ってたのに、 渡辺謙だからって擁護し始めるタレント陣が酷すぎる」
「同じ不倫ネタでも叩きやすい人は思いっきり叩いて大物は全力でスルーとか、見てて胸糞悪くなる」
「人によってマスコミの取り上げ方がまるで違う。大きい事務所やビッグスターはOKなんだね」

といった書き込みが数多く出ている。一方で、「渡辺謙さんぐらいの世界的俳優なら、不倫ぐらい許してあげましょう」といった擁護的な意見も見られた。

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