犬の噛み付き、1年間で4000件超  女児死亡で指摘される注意点

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   「おとなしいはずの犬種なのに」「こんな事あるんだな」「悲劇としか言えない...」。東京都八王子市内でゴールデンレトリバーに女児が噛まれて死亡する事故があり、ネット上では、こんな驚きの声が上がっている。

   報道によると、生後10か月の女児は、自宅から4キロほど離れた祖父母の家に2017年3月9日に一時預けられていた。

  • おとなしいとされる犬種だが…(画像はイメージ)
    おとなしいとされる犬種だが…(画像はイメージ)
  • おとなしいとされる犬種だが…(画像はイメージ)

犬を脅かす状況になかったが...

   女児が保育園で熱を出したが、母親が仕事中だったため、祖父が女児を引き取りに行っていた。女児は、時々祖父母の家に預けられていたという。

   事故は、この日夕方に起こった。女児が1階の居間で最近始めたハイハイをしていたところ、祖父母が飼っていたゴールデンレトリバーがいきなり女児の首の付近に噛み付いたのだ。祖母は1メートル手前で見守っていたが、防ぎきれなかったという。祖父が119番通報し、女児は救急車で病院に運ばれたが、2時間ほど後に亡くなった。

   ゴールデンレトリバーは、4歳のオスで体重は37キロあった。祖父母は、普段は、おとなしくて、吠えることもなかったと話しているという。犬のケージはあったが、家の中では放し飼い状態だったという。祖父母の家では、このほかに、秋田犬と小さな犬2匹の計4匹を飼っており、玄関脇に「猛犬に注意!!」の貼り紙が掲げられていた。

   警視庁南大沢署によると、事故当時は、大きな声を出すなどして、犬を脅かしたりする特別な状況にはなかったという。ニュースのコメント欄などでは、「赤ちゃんに嫉妬したのかな」「どんなに大人しい犬でも癇癪起こす時もある」と様々な憶測が書き込まれているが、なぜ犬がいきなり噛み付いたのかはよく分かっていない状況だ。

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