カフェチェーン「コメダ珈琲店」のある店舗に掲示された張り紙が、注目を集めている。バレンタインデーフェアの「チョコ祭り」を「昨年大変不評」だったと振り返り、「本部の意向により今年も開催された」と明かす。
客に詫びるような内容ながら、ネットでなぜか共感を集めている。その理由は。
「昨年大変不評であったチョコ祭りを今年も...」
張り紙は17年2月11日、あるツイッターユーザーが写真で投稿した。「1月30日~2月14日開催のチョコ祭りについて」と題し、こう書かれてある。張り紙が掲示された店舗名、掲示期間は不明だが、このツイートは拡散されて、多くのリツイートが投稿された。
「昨年大変不評であったチョコ祭り(ソフトクリームが全てチョコソフトになる)ですが、本部の意向により今年も開催される運びとなりました。バニラソフトを楽しみにしてご来店頂いたお客様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承いただきますよう何卒よろしくお願い申し上げます」
張り紙の通り、チョコ祭りは1月30日から2月14日まで、ほぼ全店で実施されているキャンペーン(16年は2月1日~14日)。定番スイーツの「シロノワール」をはじめ、全11品につくバニラソフトが自動的にチョコソフトとなる。つまり、シロノワールが「クロノワール」になるというわけだ。
確かに、コーヒーやパン、ケーキ類などチョコレートが合うメニューもある。特にクロノワールは、コメダ珈琲の公式ツイッターアカウントも「クロノワールが食べられるのは一年の中で今だけ!」(2月4日)と太鼓判を押す美味しさだ。
一方で、アイスティーやメロンソーダなど、チョコレートとの相性が合わなそうなメニューも少なくない。このため、そうしたメニューを念頭に置き、
「絶対合わん」
「そんなん提供されるの......?」
「認められねぇ」
と疑問の声を上げるツイッターユーザーも多い。そのためか、張り紙の「昨年大変不評」とのくだりにも共感の声が相次いでいる。
なお、コメダの公式サイトのキャンペーン特設ページにも小さく
「バニラソフトファンのお客様にはご不便をおかけします」
とある。
J-CASTニュースは13日から14日にかけ、コメダに「チョコ祭り」の客の反応について取材を申し込んだが、「担当者がいない」ということで回答はなかった。