井伊直虎を主人公にしたNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」が始まった。主演は柴咲コウさんだが、初回は少女時代が中心のため、出演は冒頭の一瞬だけ。その代わりに、今川義元役の落語家、春風亭昇太さん(57)に注目が集まっている。
「笑点」司会者のイメージが強い昇太さん。大河出演にあたって、トレードマークの眼鏡を外したのだが、その容姿にギャップがありすぎると話題になっているのだ。
無言で討ちとりを命じる
2017年1月8日の初回「井伊谷の少女」では、番組開始30分すぎから、今川義元が登場した。顔を白く塗り、公家風の眉毛を描いた義元は、家臣である井伊直満の謀反を疑う。別の家臣が「この書状はそなたのものか」と問うが、直満は答えず。すると義元は直満をジロリと睨めつけ、一言も発しないまま、スッと右腕をあげ、直満は討ちとられた。
初回放送は、通常より長い1時間。しかし、昇太さんの出演シーンは、わずか25秒だった。メガネを外し、凄みのある無表情な姿を見て、あの明るく飄々とした昇太さんが演じていると気づかない視聴者も多かったようだ。ツイッターでは、「今川義元だれ?」といった反応が出ている。
一方で、昇太さんだと知っていた視聴者も、そのギャップに驚いている。
「昇太さん、怖い」
「昇太師匠の今川義元凄すぎて笑った」
「昇太師匠はメガネなかったら誰だかわからんな」
「昇太さん笑点じゃ若く見えるけど、しっかり貫禄はあるんやねぇ」
「まったく春風亭昇太に見えない今川義元を見て、やはり彼の本体はメガネなのだなと再認識しました」