あの「新小岩駅」にホームドア設置決定 「これで遅延が減る」

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   あの「新小岩駅」に、ついにホームドアが――。JR東日本は2016年12月13日、これまで「導入を検討する」としていた総武快速線新小岩駅のホームドアについて、2020年度末までに設置すると発表した。

   新小岩駅の人身事故件数は公表されていないが、11年頃に人身事故が立て続けに発生したことから、インターネット上では「自殺の名所」という不名誉な評判が広まっている。そのため、駅の利用者からはホームドア導入を歓迎する声がネット上に相次いでいる。

  • 利用者が「物々しい」と語る新小岩駅のホーム(wikimedia commonsより)
    利用者が「物々しい」と語る新小岩駅のホーム(wikimedia commonsより)
  • 利用者が「物々しい」と語る新小岩駅のホーム(wikimedia commonsより)

2020年度末までに

   JR東日本は13日、安全対策のため設置を進めているホームドアの整備新計画を発表。2020年度末までに、京浜東北線全36駅など首都圏の在来線計58駅のホームドア設置を完了させるとした。

   今回の整備計画で大きな注目を集めたのは、総武快速線で唯一ホームドア導入が決まった「新小岩駅」だ。同駅では11年7月以降、人身事故がたびたび起きており、ネット上では「自殺の名所」という悪評も広まっている。

   実際、新小岩駅では自殺とみられる人身事故は16年だけでも複数件発生している。事故が多発する理由は不明だが、ホームすれすれを高速走行する特急「成田エクスプレス」が1日に何本も通過するからでは、との推測も出ている。

   新小岩駅を管轄するJR東日本千葉支社の広報担当者は14日のJ-CASTニュースの取材に「(新小岩駅だけに)特別な事故対策を行っているわけではありません」とするが、通勤で同駅を毎日のように利用している50代の会社員男性は、

「ホームではガードマンの姿を目にすることも多く、どこか物々しい雰囲気を感じます」

と話す。

   そんな新小岩駅へのホームドア設置が正式に発表されたのは今回が初めて。JR東日本では15年3月にも、導入向けた設計を進めていくことを発表していたが、具体的な導入時期については明らかにしていなかった。

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