「休日は恋人と過ごしたい」1割未満 独身男女が「一番したい事」は...

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   20代以上の働く独身男女に対し、休日の余暇時間に優先的に行いたい事を「複数回答可」で尋ねたところ、「恋人と過ごす」と回答したのは、わずか9%だった――こんな意識調査の結果が公表された。

   調査を実施したシチズン時計によると、休日に「1人で過ごすことが多い」と回答した人も8割超に及び、同社では、独身ビジネスパーソンは「休日の『おひとり様』時間を大切にする」傾向があるようだ、と分析している。結果がニュースに流れると、ツイッターには「やべぇええええ」と懸念する声や、「すごい安心感」と、自身と照らし合わせてか共感する声も出ている。

  • 「1人で過ごすことが多く、家にいることが多い」が最多となった(画像はイメージ)。
    「1人で過ごすことが多く、家にいることが多い」が最多となった(画像はイメージ)。
  • 「1人で過ごすことが多く、家にいることが多い」が最多となった(画像はイメージ)。

「1人で過ごすことが多い」8割

   シチズン時計は2016年11月16日、同社サイトで「時間意識調査 独身ビジネスパーソンの休日時間」の調査結果を掲載した。調査はインターネットを通じて9月後半の2日間で行い、20代以上の独身ビジネスパーソン男女各200人、計400人をサンプリング対象とした。年齢構成は、20代、30代、40代以上の3ブロックに分けると、いずれもほぼ同程度の人数となっている。

   休日の過ごし方を尋ねた質問への回答では、「『内向き』傾向も垣間見られる」(同社)結果となった。「1人で過ごすことが多い」か「人と会うことが多い」か、の質問と、「家にいることが多い」か「外出が多いか」の質問を組み合わせた4パターンの質問に対して、最多の回答は「1人で過ごすことが多く、家にいることが多い」の58.3%だった。次に多かったのは「1人で過ごすことが多く、外出が多い」(21.8%)。「1人で過ごすことが多い」人の合計は、80.1%に及んだ。

   また、最少だったのは「人と会うことが多く、家にいることが多い」(4.0%)で、結果、「家にいることが多い」人の合計は62.3%と6割を超えた。こうした結果を受け、同社では「1人の時間を持つことが、休日のリフレッシュに繋がるということなのかもしれません」と分析している。

   また、普段の休日の余暇時間(平均8時間19分)のなかで、優先的に行いたいことを複数回答で聞いたところ、1位は「睡眠」の48.5%で半数に迫る勢いをみせた。以下、2位「インターネットやSNS」(33.3%)、3位「テレビを見る」(32.8%)、4位「DVDや動画を見る」(21.0%)と、上位4項目を「(主に)家の中や室内で」行う行為が占めた。5位になってようやく「ショッピング」(17.0%)が登場する。また、「恋人と過ごす」は、11位で9.0%と1割に満たなかった。

ツイッターでは「やばくない?」

   11月1日には、20歳男性で「結婚したくない」と回答した割合が、08年度調査の2倍近くなり、21.6%に達したという結果(国立青少年教育振興機構の15年度調査)も明らかとなり、注目を集めていた。

   こうした事も念頭にあってか、今回の調査結果を共同通信などが報じると、ツイッターには、

「家を出ない人の割合、やべぇええええ」
「やばくない?」

といった声が寄せられる一方、自身も同様の境遇なのか、

「(ニュース見て)すごい安心感」

と、ほっとする人もいたようだ。

   なかには、「1人の時間を大切にしている」という分析に対し、

「恋人も友達もいないだけ」

と、消極的な選択をしているだけだ、と異論を唱える「つぶやき」もあった。

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