吉永春子さん死去、85歳 ドキュメンタリー「魔の731部隊」など制作

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   昭和史の深層を掘り起こす数々のドキュメンタリーを制作したテレビプロデューサーの吉永春子さんが2016年11月4日、死去した。85歳だった。

   1955年に現在のTBSに入社。ラジオ記者を経てテレビに移り、「松川事件の真犯人」「魔の731部隊」など現代史の真相に迫る多くの番組を制作した。一つのテーマを長年追い続ける粘り強い取材で知られた。報道制作部長、JNN報道特集ディレクター、報道局長なども務め「報道のTBS」を牽引した。91年に退社後も、番組制作会社「現代センター」代表として800回を超えた長寿番組「ドキュメント・ナウ」を制作。民放のテレビドキュメンタリー報道の世界で長年トップランナーとして走り続けた。00年から07年まで毎日新聞「開かれた新聞委員会」の委員も務めた。

   著書に『昭和の事件に触れた』『七三一』『謎の毒薬―― 推究帝銀事件』『さすらいの「未復員」』など。

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