アイドルグループ「欅坂46」が2016年11月1日午後に公式サイト上で発表した、冠番組「欅って、書けない?」(テレビ東京系)の「放送休止のお知らせ」がインターネット上で話題になっている。
関係者によると、10月12日の時点で放送の休止は決まっていた。しかし、欅坂46をめぐっては、コンサートで着用した衣装が「ナチス・ドイツの制服に似ている」として世界的な物議を呼び、1日夜に運営会社と所属レコード会社が謝罪するというタイミングが重なったため、「勘違い」が広まったようだ。
「あの衣装着た回がお蔵入りになったかも」
問題になった「欅坂46」の衣装は、10月22日のハロウィンイベントで着用したもの。鳥のマークが付いた帽子とミリタリー風の黒いマントなどの装いに、ネット上ではイベント直後から「ナチス親衛隊の制服に酷似している」と問題視する声が相次いだ。
25日には英大衆紙デーリー・ミラー電子版が、26日には英紙デーリー・メール電子版が今回の騒動を紹介。31日には米国のユダヤ人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター(SWC)」が、公式サイト上に謝罪を求める声明を発表する事態に発展。欅坂46は11月1日夜に謝罪していた。
こうした状況の中で、「欅坂46」公式サイト上で、11月1日午後に「放送休止のお知らせ」が掲載された。発表文では休止の理由や経緯などは説明されていないが、その後にナチス制服騒動で謝罪していることもあって、ツイッターやネット掲示板には、
「ハロウィン企画であの衣装着た回がお蔵入りになったかもしれない」
「ユダヤのせいだな そのまま打ち切りくさい」
「来週あの衣装で新曲放送だったんだろうな 編集し直しか」
などと騒動との関連を推測する声が相次いだ。