中高生専用アプリ「ゴルスタ」を運営するスプリックス(東京都豊島区)は2016年8月31日、「ゴルスタ」ユーザー1人の在住県名と氏名を公式ツイッターで書きこんだとして謝罪した。また、インターネット上で運営姿勢に対する批判が出て「大炎上」しいることについて、適宜運営の見直しをしていくと告知した。
担当者を減給処分
「ゴルスタ」は、個別指導塾「森塾」などの運営で知られる総合教育会社スプリックスが14年からサービスを開始しているSNSで、チャットや、写真、動画をアップできるほか、イケメン講師による授業も受けられるもの。16年8月中旬から、運営側がユーザーに対し「恫喝」的なやり取りをしていると話題になったことで、「ゴルスタ」公式ツイッターが「大炎上」した。ユーザーは運営の悪口を一切言ってはいけない、などとして、違反したらアカウント削除のほか、違反者の名前を晒しているという内容だった。
スプリックスはこうした「大炎上」に対し、ユーザー1人の情報をツイッターに出したことを謝罪するとともに担当者を減給処分したと発表した。また、「運営方針が厳しすぎる」という批判に対しては、中高生の安全を守ることを第一に考えているためだが、意見を真摯に受け止め、細部については適宜見直すとした。会員になる際にクレジットカード番号を登録しなければならないのはおかしい、という批判に関しては、プレミアム会員になる際には必要になるが、それはあくまで決済手段であり、スプリックス自体がカード番号を取得するわけではない、と説明した。