柔道「銅でご免なさい」の空気感 五輪選手が可哀想?

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篠原信一さん「『おめでとう』とは言えない」

   フジテレビ系のトークバラエティ番組「バイキング」では、8月9日の放送で、ジャーナリストの木村太郎さん(78)が選手の謝罪について「もう止めましょうよ」とコメントしていると紹介した。その理由は、「日本は柔道大国ではない。開催国ブラジルは日本の10倍競技人口がいる」ことを挙げた。

   一方、シドニー五輪の柔道男子銀メダリストの篠原信一さん(43)は番組出演で、「皆さんは、立派な銅メダルですから、『おめでとうございます』と声をかけてやればいいと思う」としながらも、こう複雑な思いを代弁した。

「私からすると、選手たちは4年間、もしくは8年間、オリンピックの金メダル目指して頑張っている姿を見てるわけなんですね。選手たちは、金メダルを獲るために頑張ってるんですよ。そういう姿を見ていた選手に対して、負けて銅メダル獲ったからといって、『おめでとうございます』とは言えません。『お疲れさまでした』『お疲れさん』とは言えても、おめでとうとは言えないです」

   選手が銅メダルで謝罪することについて、全日本柔道連盟は10日、リオ五輪が始まってから、そのことに対する意見も含めて、電話やメールなどで多数の意見が来ていることをJ-CASTニュースの取材に明かした。

   選手の謝罪についてどう考えるかについては、「まだ競技期間中ですので、組織として選手を指導したとか、会議を開いたといった話は聞いていません」と答えた。

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