地下鉄の駅構内に貼り出したポスターが「卑猥に見える」と指摘され、名古屋市内にある私立の名城大学が、ポスターを撤去していたことが分かった。
ポスターでは、男子大学生が土下座して、右手の人差し指を上げている。その先には、セーラー服姿などの女子高生3人が立っていて...。
オープンキャンパスに来てもらう狙いが...
そして、ポスターには、大きな字でこうあった。
「お願い! オープンキャンパスに... 1回だけでイイから!」
ただ、「オープンキャンパスに...」の文字が小さく、ほかの文字が大きく目に飛び込んでくるようなデザインだった。
ツイッター上では、2016年7月21日にポスターの画像が投稿され、このデザインだと変なサークルが多いようにしか見えないと指摘があった。すると、たちまち大きな話題になり、
「名城のポスターのセンスすごいなコレ」
「勘違いを期待させてるのか」
「話題になれば良いというわけじゃない」
などと、8000件以上もリツイートされる騒ぎに発展した。
その後、ポスターは翌22日には撤去されたとツイッター上で報告があった。
本当に大学側が作って貼り出し、撤去したのもそうなのか。
名城大の渉外部は7月26日、J-CASTニュースの取材に対し、大学の入学センターが18日に名古屋市営地下鉄・東山線の名古屋駅と栄駅に貼り出したものであることを認めた。
「不快な思いをされた方にはお詫びします」
ポスターは、横が5メートル、縦が1.5メートルもある巨大なものだった。
デザインは、嵐の松本潤さんが主演して6月19日までTBS系で放送されたドラマ「99.9-刑事専門弁護士-」を見て広告代理店が考えた。別の出演者が披露する「土下寝」のポーズが話題になったことから、それを参考にしてポスターを作ったそうだ。
「高校生に人気の嵐にあやかって、オープンキャンパスに来てほしいという願いを込めたものです。他意はなく、勘違いを期待させる意図でポスターを掲示したわけではありません。しかし、不適切な表現と捉えられてしまい、撤去することにしました。不快な思いをされた方もおられますので、その方々にはお詫びしています」
名城大の渉外部長はこう話し、指摘を受けて7月22日にポスターの撤去を入学センターに命じたことを明らかにした。