「能年ちゃん」とはもう呼べない 新芸名「のん」へ変更のナゼ

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   NHK朝の連続ドラマ小説「あまちゃん」のヒロインとして大ブレークするも、その後の事務所独立騒動により表舞台から姿を消していた女優の能年玲奈さん(23)が、芸名を変えて「再出発」するという。

   新たな芸名は、ひらがなで「のん」――。これを受け、ファンは再出発を歓迎しながらも複雑な思いを抱えているようだ。

  • 再出発後は「あまちゃん」以上のヒット作も!?(画像はビクターエンタテインメント「あまちゃん」オリジナル・サウンドトラックのジャケット)
    再出発後は「あまちゃん」以上のヒット作も!?(画像はビクターエンタテインメント「あまちゃん」オリジナル・サウンドトラックのジャケット)
  • 再出発後は「あまちゃん」以上のヒット作も!?(画像はビクターエンタテインメント「あまちゃん」オリジナル・サウンドトラックのジャケット)

「洗脳騒動」「引退危機」乗り越え...

   「みなさんこんにちは、『のん』です。『のん』という間抜けな名前になっております」――。2016年7月14日、FRIDAYデジタルで公開された動画に登場すると、笑顔でこう自己紹介した。

   一時は「引退危機」とも報じられていた能年さんだが、一気に「メディア解禁」だ。14日発売(首都圏など)の「週刊文春」では、阿川佐和子さんとの対談コーナーに登場。これまでの報道に触れながら、自身の心境を告白している。さらに15日発売(首都圏など)の「FRIDAY」には、7時間に及ぶ密着インタビューと撮り下ろし写真が掲載されるという。

   能年さんによると「再出発」のきっかけは、6月に所属事務所との契約が切れたことのようだ。

   能年さんは2013年に放送された「あまちゃん」で国民的人気を獲得するも、その後の出演作は驚くほど少なかった。ドラマは14年春の「世にも奇妙な物語」(フジテレビ系)のみ。映画も「ホットロード」「海月姫」(どちらも14年公開)の2作だけだった。

   そうした中で独立騒動が起きた。15年4月、能年さんが所属事務所に無断で個人事務所を設立したとの報道が出たのだ。設立をめぐっては、能年さんが日頃「生ゴミ先生」と呼ぶ演出家の女性が裏で糸を引き、彼女を「洗脳」しているのではないか...とも報じられた。

   真相は未だに分からないままだが、なんらかのトラブルがあったことは間違いなさそうだ。

   その後、ラジオ番組「SCHOOL OF LOCK」(TOKYO FM)のパーソナリティー出演が15年秋で終了。出演していた「かんぽ生命」のCMも2016年初めに終わってしまい、事実上の休業状態に。その後、「引退危機」が報じられるようになり、ファンの間では心配の声が上がっていた。

フット岩尾「のんちゃんはのんちゃんを応援しています!」

   こうした経緯があるため、再出発報道はネット上で大きな反響を呼んだ。「まだまだ若いし頑張ってほしい」「大好きな女優だから沢山活躍してほしい」といった声が続々と寄せられ、歓迎ムードが広がっている。

   だが「改名」については、ファンの間でも複雑な思いがあるようだ。

   納得できない理由としては「『能年ちゃん』と呼べなくなるのが寂しい」「すでに能年玲奈が定着していただけに、もったいない」「女優らしくない」といったところのようで、こんな声も上がっている。

「復帰は嬉しいし応援するけど『のん』は違うと思う...」
「漢字変えるとか玲奈だけとかでも良かったはず」
「能年玲奈ちゃんの漢字の並びと響きが大好きだったので若干寂しい」
「改名しても応援するけど、40や50になってもその芸名でいけるのかは心配」

なぜ改名したのか不明なだけに、事務所との関係をめぐる憶測も広がっている。

   1つは、加勢大周さん(46)や加護亜依さん(28)の時のように、前事務所が芸名を「商標登録」しているためではないか、というものだ。ただ、特許庁の商標データベースをみる限り、「能年玲奈」という商標は登録されていない。

   他にも、前事務所との間で「退所後の芸名使用禁止」を書面上で約束した可能性や、前事務所との関係を悪化させないよう自ら判断した可能性などが指摘されている。なお14日17時時点、所属事務所のサイトには能年さんのページが残っている。

   ちなみに「のん」といえば「元モーニング娘。」の辻希美さん(29)やお笑いコンビ「フットボールアワー」 岩尾望さん(40)のニックネームでもある。14日、岩尾さんは「のんちゃんはのんちゃんを応援しています!」とツイート。「あまちゃん」の「聖地」こと久慈で撮った写真を載せ、能年さんにエールを送った。

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