双子デュオ「ザ・ピーナッツ」の伊藤ユミ(本名:月子)さんが2016年5月18日に亡くなっていたと分かった。75歳だった。所属事務所が7月11日に発表した。葬儀、告別式、四十九日法要は、親族の意向で近親者のみで済ませたという。
代表曲「恋のバカンス」をはじめとする数々のヒット曲をもつほか、映画「モスラ」(1961年公開)では挿入歌を歌うとともに出演も果たした。
姉妹の美しいハーモニーで、昭和歌謡史に足跡
ユミさんは姉・伊藤エミ(本名:日出代)さんとともに「可愛い花」で1959年にデビュー。姉妹による美しいハーモニーでヒット曲を連発し、昭和歌謡史に大きな足跡を残して1975年に引退した。シングル、LPの累計売上枚数は1000万枚を超える。姉・エミさんは2012年6月15日に71歳で亡くなっている。
映画「モスラ」では挿入歌「モスラの歌」を歌い、妖精役で出演も果たした。また、日曜日のバラエティ番組「シャボン玉ホリデー」のレギュラーとしても人気を集めた。ファンの中には、ピーナッツの曲だけでなく、モスラの妖精の印象も強く残っている人が多く、ツイッターでは
「モスラが泣いてる」
「マジかよ、これからどーやってモスラ呼ぶんだよ」
「あぁまた昭和が遠くなった。合掌」
「今日はピーナッツのCDを引っ張り出してご冥福をお祈りいたします」
と追悼の声が多数寄せられている。