スマートフォン向け放送サービス「NOTTV(ノッティーヴィー)」が2016年6月30日正午、サービスを終了した。
「NOTTV」はNTTドコモのグループ会社mmbiが2012年4月にスタート。地上波テレビがアナログからデジタルに切り替わったことで空いた周波数帯域を利用したもので、日本初のスマホ向け放送サービスとして注目を集めた。
BS・CSチャンネルの番組、NOTTVオリジナル番組など、多彩なコンテンツを提供してきたが、4年余りで終わりを迎えた。終了自体は2015年11月に発表されており、同社は
「スマートフォン向けのインターネットなどによる映像配信の普及により、当初想定していた会員数の獲得に至らず、今後の事業継続が困難な見込みであることから」
と説明。目標では15年度で600万人の契約者を目指していたが、サービス終了が発表される直前の15年10月時点では約147万件にとどまっていた。
終了に際し、NOTTVでは29日正午から24時間にわたって特別番組を生放送。「最後のお祭り」で幕を閉じた。