先日の「AKB48選抜総選挙」で史上初の2連覇を達成したHKT48の指原莉乃さん(23)から、ぶっちゃけ発言が飛び出した。日頃、雑誌等のインタビューで答えている内容は「全部ウソ」だというのだ。
その発言が出たテレビのスタジオでは驚きの声が上がったが、ファンは意外にも、実に冷静に受け止めている。
「好きなタイプとか、雑誌によって全部違います」
発言があったのは、2016年6月26日放送の「諸事情により...小木&指原が知られざるこの世の闇を、暴きます!」(日本テレビ系)でのこと。番組では、芸能人のプロフィールで、「盛っている」部分があるかどうかの話題になった。
すると、指原さんは雑誌等で取材を受ける際のこととして、自らこう打ち明けたのだ。
「私、インタビューでウソつくんですよ、すぐ」
そして、「どういうウソつくの?」と聞かれると「全部ウソついてます!」と即答。観客席からは驚きの声があがった。
さらに、指原さんは
「好きな(男性の)タイプとか、雑誌によって全部違います」
と、ぶっちゃけ発言を連発した。
お笑いコンビ「NON STYLE」の井上裕介さん(36)が「そういうのを見て、ファンの方はWikipediaを書き換えたりするやん」と指摘すると、指原さんは
「そう!だからすっごい困っているのが、昔、『男嫌いキャラ』みたいのをやってて。『男性なんて無理です』って言ってたら、『アレ』(男性スキャンダル)が出ちゃった」
と、インタビュー時のウソと現実に齟齬が生じてしまったエピソードを告白。「それが一番の人生の汚点。書き直したい」として、後悔を口にした。
「話半分で聞く習慣が出来てしまった」
指原さんのインタビューを熱心に見聞きしていたファンの中には、本人から「全部ウソ」と言われれば、少なからずショックを受ける人もいそうなものだ。しかし、ネット上にそうした声はほとんど見られない。指原さんの発言に対して、
「こっちも話半分で聞く習慣が出来てしまった」
「大丈夫、これ込みで楽しんでるので」
「芸能人に限れば嘘つかない奴は面白くない」
と、すでに良くも悪くも、インタビューの内容を本気にしていない人が多いようだ。中には
「タレントはあくまで夢を売るのが仕事だからね」
「嘘はつきますよという言葉を正直に言うのは偉いよ」
などと、評価する声すらあった。
そもそも、この番組での「話」自体もどこまで本当か分からない。たとえば「人生の汚点」としていた出来事の評価だ。
「週刊文春」が指原さんの男性スキャンダルを報じたのは2012年のこと。それまで「男の人が苦手」「付き合えない」「『好き』と言われても、絶対ウソだと思ってしまう」等の主張を繰り返していただけに、当時のファンの衝撃は相当なものだった。
しかし、この事件でAKB48からHKT48に「左遷」された後の選抜総選挙では、逆風を乗り越えての初の栄冠を手にした。これには本人も文春への感謝を口にしていたほどで、今回の総選挙でも、自身を「スキャンダル成金」と表現していた。
指原さんの「発言」は、ますますしたたかさを増している。