国の天然記念物に指定されている国立公園「鳥取砂丘」(鳥取市)で2016年6月9日、観光客2組が足で砂を掘ってハートマークなど巨大な落書きをした。県砂丘事務所は落書きをした大学生4人と外国人観光客2人を注意し、消させた。
落書きは「馬の背」と呼ばれる砂丘斜面に書かれ、大学生が書いた「のぶ」という字は縦25メートル、横42メートルの大きさ。外国人観光客は縦8メートル、横13メートルのハートマークを落書きしていた。
砂丘への落書きは2009年に施行された県条例で禁じられており、違反者には5万円の過料が科されることもある。砂丘事務所が確認した落書きは、15年度には252件、16年度も5月末までに41件あるという。