「オバマお手製」で話題の「折り鶴」 「折り方忘れた」「折れないとか信じられない」

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   アメリカ大統領として初めて広島の原爆資料館を訪れたバラク・オバマ氏。そのときに自作のものを子供らに贈った、として話題になっているのが「折り鶴」だ。

   オバマ大統領が折った「折り鶴」の写真も報じられ、ネット上では、日本人の自分より上手に折っていると驚く人や、折り方を思い出せない、などとつぶやく人も出ている。

  • 「折り鶴」あなたは折れますか?(写真はイメージ)
    「折り鶴」あなたは折れますか?(写真はイメージ)
  • 「折り鶴」あなたは折れますか?(写真はイメージ)

「嬉しい」「いい人かよーー」

「実は折り鶴を持ってきました」

   マスコミ各社の報道などによると、オバマ大統領は2016年5月27日、資料館を見学中、そう切り出した。安倍首相に自身で折ったのか尋ねられると、「少し手伝ってもらいましたが、私が折りました」と返答し、自ら折った4羽の折り鶴のうち、2羽を出迎えてくれた小中学生に、残り2羽を芳名録に署名したうえで脇に添えたそうだ。

   「原爆の子の像」のモデルで、12歳で亡くなった佐々木禎子さんが闘病中に作り続けていたことから、広島において平和の象徴的な存在にもなっている「折り鶴」。オバマ氏も、禎子さんが折った鶴を熱心に見ていたという。

   こうしたエピソードや「折り鶴」写真が報道されると、ツイッターでは

「オバマ折り鶴作ったんかーい うううういい人かよーー」(5月27日)
「手伝ってもらいながらも、あの大きい手で鶴を折ってくれたかと思うと嬉しい」(5月28日)
「鶴を綺麗に折られていたので感心しました。なんか日本人として嬉しいですよ」(同28日)

などとオバマ氏の気遣いを喜ぶ声が多数寄せられた。オバマ氏の広島訪問は、BBC(英国放送協会)も27日、「Hiroshima:Sadako and the paper cranes(サダコの千羽鶴)」として、禎子さんの紹介と折り鶴の折り方の動画説明を掲載した。

   「鶴」を折ることができる人からは、「私より上手」「手先が器用」と、綺麗に折られたオバマ大統領の折り鶴を称賛する声も多い。

   中には、こうした報道を受けてか、「折り鶴」の事を久しぶりに思い出したものの、折り方が分からないという人も。

「人生で10羽ぐらいは折り鶴作ったことあるはずなんですが、作り方全く覚えてない」(5月27日)
「幼稚園の頃から鶴を折らされてるのに、折り方見ないと折れない......」(同27日)

と、オバマ訪問ニュースとの直接的な関係は不明なものの、「折れない」宣言をする人も現れた。

「折れるのが当たり前に思ってた」

   こうした「折り鶴を折れない人」の存在に驚く広島の在住者・在住経験者もいるようで、

「幼稚園、小学校と広島に住んでて、学校行事で毎年千羽鶴を折ったり平和公園行ったりしてるから、折れるのが当たり前に思ってたわ」(5月27日)
「広島の子は絶対鶴を折れるように教育している。どこの地域よりも広島人にとっては折り鶴は重い」(5月29日)

という声も。

   また、「折り鶴」を贈ったオバマ氏に好感を示す人が多いなか、

「人それぞれだろうけど、私はこういう演出がいちばん嫌い。ロマンやポエムで飯が食えるか、という現実派。騙されてる感、満載」(5月28日)

と、否定的な意見をつぶやく人もいる。

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