有田芳生氏が赤旗にブチ切れ 写真説明「1人おいて」扱いに「思想の問題だ」

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   民進党の参議院議員、有田芳生さんがご立腹だ。しんぶん赤旗の1面に有田さんらのトークセッションの写真が掲載されたのだが、写真キャプションで他の政治家の名前が紹介される一方、有田さんの名前はなく、「1人おいて」と省かれてしまったからだ。

   抗議を受けたしんぶん赤旗は公式ツイッターに謝罪文を掲載し、ウェブ版では有田さんの名前を追加した。実はこれ、「単純ミス」ではないようで...

  • 登壇した7人全員の名前を書くのは不可能? 有田議員「1人おいて」に激怒(写真は訂正済みのしんぶん赤旗ウエブ版)
    登壇した7人全員の名前を書くのは不可能? 有田議員「1人おいて」に激怒(写真は訂正済みのしんぶん赤旗ウエブ版)
  • 登壇した7人全員の名前を書くのは不可能? 有田議員「1人おいて」に激怒(写真は訂正済みのしんぶん赤旗ウエブ版)

赤旗はツイッターで謝罪

   2016年5月23日付の赤旗1面にカラー写真付きで掲載されたのは、22日に都内のライブハウスで開催された若者向け音楽イベントで、参院選で野党候補に投票してもらえるように呼びかけた、というもの。トークセッションではSEALDsと日本共産党、民進党の各代表者が登壇したと書いている。本文中に名前が出たのは、SEALDsの奥田愛基さんと共産党関係者のみだった。問題となったのは写真のキャプションで、トークセッションの写真が使われ7人が写っているのだが、

「トークセッションをするSEALDsのメンバーと(右から)山添拓参院議員予定候補、田村智子副委員長、(1人おいて)民進党の山尾志桜里政調会長=22日、東京都渋谷区」

と書かれていた。「1人おいて」の席にいるのは有田さんだった。

   有田さんはそうとう頭に来たのか、「1人おいて問題」に関するツイートを23日から連投する。そこには、共産党歴66年の父親・有田光雄が「赤旗」編集局長あてに質問状を出したことなどを紹介し、

「回答は、あくまでもミスで通すつもりだろうか。ミスではない。組織の問題であり、根源的には思想の問題である」
「そこに人がいるのに『1人おく』のは、『いる』けれど『いないことにする』との明確な意思だ。ミスではなく思想の問題というのは、そうした意味。哲学者の古在由重さんからは、思想とは何も難しいことではなく、それぞれの振る舞いのことだと教えられた」

などとつぶやいた。抗議を受けた赤旗は、23日中に公式ツイッターで、

「本日付(5月23日)の『しんぶん赤旗』紙面にミスがありました。以下の訂正文を24日付で掲載します。昨日付1面『参院選 野党へ VOTE』の写真説明で、民進党の有田芳生参院議員の名前が欠落しました。関係者におわびして訂正します」

などと謝罪文を出し、ウェブ版のキャプションを変更した。

「写真のキャプションの字数には限りがあるから外した」

   この騒動についてネットでは、

「いじめられっ子www」
「普通に考えて参院の改選議員だからだろ」
「共産党への過去の恨み節を延々と続けてるね。四方八方に敵ばかり作って、この人達は何をしたいんだろう?w」

などといった意見が掲示板に書き込まれた。赤旗側を批判する意見は少ない印象だ。 赤旗は、どうして有田さんを「1人おいて」にしたのだろうか。J-CASTニュースの24日の取材に対し、赤旗の関係者はこう語った。まず、単純ミスではない、としたうえで、

「写真のキャプションの字数には限りがあり、登壇した人の名前を全部書くのは不可能なんです。それで誰を外すのか、となり、共闘関係などを考慮したうえで有田さんを外した、ということになります」

ということだった。

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