2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は16年4月25日午後、新たな大会公式エンブレムを、最終候補に残った4作品のうち、藍色の四角形を組み合わせた「組市松紋」のA案に決めたと発表した。
25日に開かれた最終審査では、プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの王貞治会長ら21人の審査員が、事前に寄せられた国民からの意見を議論した上で投票し、A案を選出。その後開かれた理事会で承認され、公式エンブレムへの採用が正式に決まった。
応募資格を一般に広げた今回の審査では、公募で1万4599作品が集まっていた。組織委員会は4月8日に最終候補の4作品を発表し、インターネットやはがきで意見を募集していた。