日本マクドナルドが公募で決定した新作ハンバーガーのネーミング「北のいいとこ牛(ぎゅ)っとバーガー」について、ネットで「ダサい」「頼みづらい」と酷評が相次いでいる。
新作ハンバーガーの名称公募は同社初の試み。キャンペーン開始時から話題となったが、同時に「見た目がイメージ写真と異なる」との不満も寄せられていた。
応募名称数は500万件を超える
「北のいいとこ」という正式名称は2016年2月22日に発表された。同社の公式ツイッターアカウントも同日、「悩みに悩んだ結果」「ご応募いただいた全てのお客様に感謝いたします」とのコメントを発表している。
このハンバーガーは、名称公募のキャンペーン開始にともない、「名前募集バーガー」として2月2日から販売されていた。北海道産じゃがいもをバターでまとめたポテトフィリングと濃厚なチェダーチーズ、ジューシーな100%ビーフパティを香ばしい特製オニオンソースで仕上げた一品だ。
正式名称に選ばれた応募者には、このハンバーガー10年分相当の賞金(およそ142万円)が贈られる。15日の応募締め切りまでに寄せられた名称は500万を超えるというから、話題性の高さがうかがい知れよう。
しかし、発売当初から「不満」の声も絶えなかった。ネット上でとりわけ多くみられたのは「実際の見た目がイメージ写真と異なる」との報告だ。思っていたものとは違う、といった趣旨の感想を写真とともに投稿。口さがないツイッターユーザーは「詐欺バーガー」とも揶揄した。
そんなネガティブな印象がぬぐいきれなかったのか、新たに決まった正式名称に対し
「長すぎる」
「頼みづらい」
「ダサい」
との批判がツイッターに寄せられている。
なお、同社は名称決定の理由について22日、
「北海道の2つの食材ポテトとチーズのおいしさを『北のいいとこ』という言葉で分かりやすくまとめ、『牛(ぎゅ)っと』でベーコンやオニオンソースで全体がうまくまとまった美味しさをぎゅっと詰めたバーガーであること、かつ『牛(ぎゅ)』で100%ビーフの美味しさも表したひねりのある楽しいネーミング」
と発表している。「北のいいとこ牛っとバーガー」は2月23日から3月中旬まで、この名称で販売される。