お笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の内村光良さん(51)が、不倫騒動で休業中のタレント・ベッキーさん(31)に出演番組内でメッセージを送ったことが話題を呼んでいる。
「触れちゃいけない」というこわばった空気を、見事「笑い」に変え、ベッキーさんへの「エール」とした内村さんに、ネットで「さすがやで」「めっちゃ優しい」と称賛の声が広がっている。
スタジオ大混乱の中、カメラに向かって訴える
内村さんのメッセージは、2016年2月21日に放送されたバラエティー番組「世界の果てまでイッテQ」(日本テレビ系)で飛び出した。レギュラー出演していたベッキーさんが休業を発表してから、ちょうど2回目の放送となる。
これまでベッキーさんが務めていたコーナー紹介の担当は前回がタレント・鈴木奈々さん(27)、今回はお笑いタレント・出川哲朗さん(52)にチェンジした。内村さんによると「ベッキーが休んでるから、スタッフと『喧々がくがく』話し合って、(出演者)1人ずつ週替わりでやっていこう」との流れになったという。
そうした説明をした後、「哲ちゃんよろしく!」とバトンタッチ。出川さんは「はい!続いては...」と勢いよく切り出したのは良かったものの、コーナータイトル「あの伝説の男 マジシャン出川が帰ってきた」を「あの伝説の男『が』 マジシャン出川が帰ってきた」と痛恨の読み間違いをしてしまう。
出演者総立ちでスタジオが大混乱になる中、内村さんは「ベッキー!今ウチはこんな状態だ!」と真剣なまなざしでカメラを見ながら訴えかけた。出川さんも「ベッキーごめんなさい!」と手を合わせて謝った。
あえてイジって「居なかったこと」にしない
これまで出演していた番組では共演者らも固く口を閉ざし、まるで「もともと居なかった」かのような扱いを受けているベッキーさん。しかし、内村さんはそこをあえてイジって「居なかったこと」にせず、巧みに笑いへと転化させた。
ツイッターではそんな内村さんの対応について
「優しさを感じる」
「(ベッキーさんの)居場所を残そうとしてる」
「神対応」
「グッときた」
と称賛の声が相次いでいる。また、このシーンをカットせずに放送した番組スタッフにも「懐の深さを感じた」と好意的な反応が寄せられた。
実は内村さん、不倫騒動後のベッキーさんについて触れるのはこれで2回目。16年2月17日に東京都内のイベントに出席した際は、「戦っていると思います。ファイト!」とエールを送っていた。