J-CASTニュースは2016年7月に創刊10周年を迎えるが、2016年1月の月間ページビュー(PV)が約1億1千万に達した。読者数に当たるユニークユーザー数(UU)は約1870万人で、いずれも創刊以来の最高記録である。
アクセスが多かったのは、ベッキー、スマップ関係のほか、竹田圭吾さんのがんとの闘い、深夜診療とキラキラネームの相関、石坂浩二いじめ、GACKT格付け、DAIGOの結婚、甘利大臣辞任、などで、さまざまなテーマの記事が読まれた。J-CASTニュースは過去の記事のほとんどをアーカイブで提供しており、改めて読まれた過去の記事も多かった。
J-CASTニュースは多くのポータルサイトに記事を配信しており、配信先での読者も増加している。ネットニュースで圧倒的な力を持つYahooニュースに月間200本弱の記事を提供している。ここでも読者は急増し、2016年1月には過去最高を記録した。
最近の傾向はスマートフォンなどのモバイルからのアクセス増で、全体の60%を超す。中でも、キュレーションサイトsmartnews、gunosyからのアクセスが急増している。
J-CASTニュースは10年前、1日2、3本の記事配信でスタートした。現在は連日数本の特集記事、10本の短いトピックス記事のほか、テレビウォッチ、会社ウォッチ、トレンドウォッチなどへとコーナーを広げ、昨年はヘルスケアのジャンルも新設した。姉妹サイトとして、ショッピング情報の東京バーゲンマニア、街ダネ、写真ルポのJタウンネットも拡大している。10年を目指して新しい企画を準備している。
編集の中心は20代が担っており、ネットメディアの記者・編集者が育ってきた。社外にも多くの取材・編集の協力者ネットワークを作ってきた。彼らが新しいネット時代の先導を果たすと期待している。
J-CASTニュース発行人 蜷川真夫