京王電鉄は、空き住居に旅行客を有料で泊める「民泊」事業に本格参入する。このほど、物件の民泊予約仲介サイト「STAY JAPAN」を運営する「とまれる」(東京都千代田区)の親会社「百戦錬磨」(宮城県仙台市)に10%出資した。
「日本初の合法民泊サイト」をうたう同サイトは2015年12月7日にオープン。各自治体の条例等の認定基準を満たした空き住居と旅行客をマッチングする。京王電鉄のほか不動産仲介大手の「エイブル」(東京都港区)、底地や居ぬき物件を仕入れ・販売する「サンセイランディック」(東京都千代田区)とも協力する。
京王電鉄は、今回の出資を通じて、ホテル事業との連携や外国人旅行客のインバウンド需要を掘り起こし、沿線活性化につなげるとしている。合わせて、子会社の京王不動産(東京都渋谷区)が管理する空き住居についても積極的に活用する考えだ。